忍者ブログ
27期生のSDP国外体験学習の記録です。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

プラハの春ではなく「プラハの秋」

私事ですが、実弟がハンガリーのブダペスト近郊に10年以上暮らしています。ある自動車部品メーカーのハンガリー工場で働いています。ウィーンまで3時間くらいの所です。

多くの日本のメーカーが、ヨーロッパ市場向けに現地で生産する拠点になっています。工場を置く場所の条件として、人件費が抑えられて労働者が勤勉であることでしょう。
ヨーロッパの歴史でこの中央ヨーロッパの国々が主役になった事がない。つまり戦争で勝ったことがなく、支配され続けてきたために「おとなしい、従順な民族」が形成されたという説があります。

2年前の夏に「俳優の竹中直人さんをブダペストの街で見かけたよ」という知らせがありました。最近、モビットカードのTVCMで夏菜さんと共演しているシーンをよく見ます。マフィアに追われて、橋から飛び降りてモーターボートに救われるというCMです。背景がヨーロッパであり、ロケ地はどこなのか調べるとブダペスト駅とプラハのカレル橋ということです。そのロケで訪れていたのかな?と思いました。

プラハのカレル橋は、映画やCMのロケで多く使われていて「のだめカンタービレ」「ミッション・インポッシブル」など絵になる背景として世界的にも屈指の場所です。多くの旅人がヨーロッパの中で最も美しく心に残る街として「プラハ」をあげています。楽しみですね。

しかも季節は秋です。紅葉に包まれた最も美しい景色でしょう。
PR

デビッドカード、まだ間に合う?

旅行中に買い物をしたり、食事をしたりといろんな場面でお金が必要です。
トイレも基本的に有料で0.5ユーロ(50セント)ほど必要です。
その出費方法ですが、小さな額であれば現金が便利でしょうが、額が大きくなれば両替したり(両替すると手数料が発生しますね)、財布を取り出す(スリに狙われやすい)必要があります。
大人ならクレジットカードで支払うことができますが、高校生は、自分のクレジットカードは、作れません。
そこで最近は、クレジットカードに似た機能があり、自分の預金口座から自動的に引き落としされ、残高以上は使えないという便利な(安心安全な)デビットカードを使う人が多くなりました。
このカードは、高校生でも作る事ができます。もちろん、普通にコンビニでも使えます。海外では店舗以外でもATMで自分の口座から現金も引き出せます。

これから大学生や社会人へと進めば、金銭管理、クレジットカード利用など自己責任で行わなければならないので、この旅行を機会に、口座開設(ネット銀行など)やデビット機能付きキャッシュカードの所持、使用など試してみるとよいのではないでしょうか?まだぎりぎり間に合います。
ジャパンネット銀行 住信SBIネット銀行 ソニーバンク イオン銀行 など。
「知らなければ、損をする。知っていると得をする」時代だという事を知らない人にとっては、関係ないことでしょうが・・・。賢い社会人になるためのよい練習です。

下の写真は、高速道路脇にあるドライブインのトイレ入り口です。70セントを投入するとレバーが動いて中には入れます。「一度のトイレ使用で70セントも!」と驚きますが、受け取ったチケットに40セント分のお買い物券が付いてきます。帰りにこの券を使って買い物をしてください。ということです。

 
今日現在、円とユーロの為替の関係は、100円が114ユーロほどです。昨年は、10円が145ユーロでした。その差は30ユーロほどです。ペットボトルのコーラやミネラル水が2.5ユーロだから昨年は362円、今年は285円で購入できます。旅行者にとって、円高の恩恵です。

ヨーロッパのホテル事情

国内でホテルを予約する場合、一人ならシングルかセミダブルの部屋、二人ならツインかダブルの部屋です。この感覚でヨーロッパのホテルに入るとびっくりする事があります。
ひとつの部屋に二つのベッドがくっついて置かれているのです。(すべてのホテルではありません)
ヨーロッパの習慣として友達であっても同性の二人以上が同じ部屋に宿泊することは、特殊なケース以外はないそうで、夫婦・カップル、小さな子供連れのために2連のベッドがあるそうです。

修学旅行などのように団体で旅行するケースも多くなく、個人旅行が一般的です。家族旅行であっても兄弟姉妹は別々の部屋らしいです。

今回は、日本からの団体で1部屋に同性の高校生が二人か三人利用です。寝ていて「近い!」と感じたり、身体の接触が起こるかも知れません。飛行機やバスの座席に比べるとかなり広いスペースですが、心と体のふれあいを楽しむもよし!としましょう。

どうしても気になる場合は、力ずくでベッドを離すとか工夫をしてください。ただし出発するときは、元通りにしておいてください。床にキズをつけたり隙間に大切な物を置き忘れないようにしましょう。また、ベッドの上で飛び跳ねてベッドが壊れて弁償をした事案が昨年起こりました。日本製のベッドではありませんので強度不足かも知れませんが、ベッドは眠る場所です。

また、チップ(枕銭)については「絶対に必要」と言うことはありません。なかったからといって追いかけてくることはないです。安心してください。極端に部屋を汚したとか部屋の掃除をする人に必要以上の手数をかけるときなどに「ごめんなさい」「ありがとう」の気持ちをコインにかえて表せばよいと思います。これは、ホテルのチップだけでなく、あらゆる場面で通用します。

乗り物について

旅行の移動手段として今回は、飛行機とバスが中心となります。
鹿児島からヨーロッパですので6便に搭乗します。

航空会社は、ANAとルフトハンザです。この2社はスターアライアンスのメンバーで相互に連携がとれている関係で鹿児島で荷物を預けるとフランクフルトまで取り出す必要がありません。というより羽田で取り出す事ができません。移動中に必要な物を預ける荷物に入れないでください。
また、ANAのマイルもためられます。マイレージカードを持っていない人はこの機会に作った方が後々絶対にお得です。6,000マイルほどゲットできます。

航空ファンならB747-8と聞くと心がときめきそうですが、羽田→フランクフルト線(LH717便)の使用機は、いわゆるジャンボジェットの最新鋭機です。2021年に次期エアーフォースワン(アメリカ大統領専用機に予定されている機種です。25期生がドイツに出発した日の1週間前に就航しました。日本の航空会社はジャンボはすでに退役していますのでJALやANAでは乗れません。エンジンが4個、タイヤが18個もついているまさしくジャンボです。

ヨーロッパの観光用バスは、ほとんどがベンツ製です。日本のバスに比べて大きくシートもゆったりです。車は右側通行ですので乗り降りの扉は右側です。シートベルトの着用は必須条件です。バス移動は、睡魔との闘いになります。たぶん、もう2度と通らない道路や景色の中を進みますのでがんばって起きて、ガイドさんの説明を聞きながら堪能することが、旅の大きな思い出や財産になります。

ヨーロッパの高速道路は、原則無料です。その分自動車を購入する時の諸税がかなり高いそうです。バスは時速100kmまでの規制がありますが、5車線くらいある中で一番内側は200kmくらいのスピードで走る車を普通に見かけます。これこそ憧れの「アウトバーン」です。

スリや泥棒の話

海外旅行で気をつけなければならない事として「スリや泥棒が多いので持ち物の管理に気をつけましょう」と聞かされて、恐怖感さえ起こります。
おそらく、旅行中も繰り返し聞かされる思います。では、それほど悪さをする人が多いのでしょうか?
かつて、旅行先としていたイタリアのローマやフランスのパリでは、毎年のように被害にあったり、それに近いことが起きていました。ポケットに手を入れられて、カメラを盗まれた。「アンケートに協力してください」の後に金銭をせびられたなどあの手この手で旅行者から金品を奪おうと待ち構えている輩が多いのに閉口します。
「彼らは、それによって生きている」と思えば、小さなボランティアかも知れませんが、盗まれると気分が悪いものです。現地の人はほとんど無関心です。助けを求めても無駄と思ってください。

ところが、2年前から訪れているドイツやオーストリアなどの中央ヨーロッパは、西ヨーロッパに比べて穏やかでいわゆる「治安」がとてもよいという感覚です。牧歌的な風景や自然が人の心を癒しているかのようです。親切な人達に多く出会うと思います。しかし、日本でもそうですが悪い事をする人もいることでしょう。スキを見せないことは大事です。

盗難より気をつけなければならないのが、うっかりミスによる紛失です。空港で航空券を配られて5分後には紛失、飛行機を降りて出国審査時にパスポートがない。財布をテーブルにおいて品物の受け取りに行き、帰ってみると財布がない。(財布をそこに置いた事も忘れている)携帯電話やパスポートをホテルの部屋に忘れて出発。見つかっても持ってきてもらうのに高額なサービス料支払いは常識。(80ユーロとか)

金銭を紛失して出てくるケースは日本でも稀です。紛失を周囲に言いふらして大騒ぎするケースと他人にさとられることさえもいやで黙っているケースがあるようです。両方で毎年10件以上あるのではないかと想像します。

とは言え、人はミスを犯すのは日常の事です。現金を小分けにする、密着型のパスポートケースなどミスを最小限に食い止める工夫でしょう。


あと、3週間

吹上浜縦走が終わり、気候が秋に変わりつつあります。
さて、あと3週間で海外への旅立ちです。それぞれに準備に余念がない事でしょう。
体育祭・文化祭・遠足など楽しみな行事の前は、そわそわとした気分で心地よささえ感じますが、今回は一大イベントという事で別格の思いでしょう。

まもなく旅のしおりが配付されて、持ち物のチェックや最終準備に入ります。
旅行は、必要としないものを持参することが荷物の重量オーバーの原因です。必要なモノを忘れてはいけませんが、なくてもいい物は持って行かないことが原則です。
帰りにお土産をたくさんスーツケースに詰め込むためにも工夫をしてください。

これから出発の日まで、過去のSDP国外体験学習で起きたことを参考にして思いつくままに旅のヒントを書きます。

おやつ・補助食品
遠足気分で持ちこみたい気持ちはわかりますが、最後のホテルで多量に廃棄する姿を見かけます。
外国でもお菓子類は豊富に入手できます。わざわざ持って行く必要はありませんが、以下の区分を参考にしてください。
あればよい食品(入手できない食品)
・のど飴(慣れた味の物)
・醤油を使った菓子(えびせん・柿の種・味ごのみなど)
・カロリーメイト(非常食用)
 ※ 旅行の終わりで残ったら、現地の日本人ガイドさんに差し上げる。→大喜び!
いらない食品
・カップラーメン(かさばる、お湯がない)
・ミネラルウォーター(日本茶を飲まないと一日が終わらない人は持参可)
 ※ 出国審査終了後、機内で最低限必要な飲物等は購入できるし、機内サービスで無料でもらえる。
 ルフトハンザ航空の機内食はこちら