私が国外体験学習で体験したことは、主に2つある。
一つ目は、文化の違いである。
日本ではあまり見たことのない石造りの家、その家々が並んで形成された町並みがきれいだった。特に夕日に照らされた町並みは、格別だった。
外国といえば西洋の城だろうが、特に印象に残っているのはウィーンにある城がきらびやかだった。
映画や写真の中でしか見たことのなかった金色の装飾が当時の貴族たちがどれだけの権力と経済を牛耳っていたのかが垣間見えた気がした。
その城の中でも興味をひかれたのは、当時の画家たちが描いた絵画だろう。生で見ることのなかった絵画をみると、意外と大きいことがわかり、また一つ一つの絵画がとても細かく着色されており、いつみても飽きない感じがした。
その絵画の中に、トリックアートを使ったものがあったが、それを見たとき、私は昔の画家が絵の具の性質を理解して、利用し、トリックアートに仕上げたことに驚いた。
昔の日本で作られたといわれるトリックアートは見たことがなかったが、同じ時代だが、ここまで技術の差が表れていると改めて理解した。
二つ目は外国の怖さであろう。
プラハでの自主研修の際に、私たちの班はスリに合いそうにあった。
協力し合って、スリたちをひかせたことにより被害はなかったが、改めてここが外国であると確認された。
また、言語が分からないことも一つの怖さであろう。人との会話は、ジェスチャーや、英語を使って解決したが、まだまだ未熟であり、私の意思が通じないこともあった。言語が通じないことここまで不便だと思い知った。
私がSDPを通じて思ったことは、外国に行くことは、恐怖や心配もあるが、それと同等、またはそれ以上に外国について新たに知ることができることであることがわかった。(DK)